こんにちは、しばママです。
今回は「実家の片付け」をテーマに綴りたいと思います。
年末年始、義実家を訪れた時に(ほんの少しではありますが)食器棚の片付けに着手することができました。全体からすると1%くらいの進捗ですが大きな一歩と感じています。
というのも、SNSやインターネットなどで実家の片付けが話題になることも多く、いざ実家の片付けをしようとすると数々の障壁が出てくるようです。(私も例にもれず・・・)
今回は義理の実家ということもあり、さらにハードルは高かったのですが円滑に進んだポイントを3点シェアしたいと思います。
片付けの目的をはっきりさせる
大事だなぁと感じたのは「片付けの目的」をお互いにはっきりさせて共有することですね。
「モノが多いから」とか「散らかっているから」とかネガティブな理由ではなく、かと言って何も相談せずに勝手に片付け始めるのは絶対NG。片付けは目的ではなく手段です。その先にある暮らしやすさや心地よさを目指していくとお互いに片付けをする意義を感じられますよ。
物は言いようで、同じことでも言い方次第で感じ方は変わるものです。
- 散らかっているから → 床にモノがあると危ないから、使いやすい場所を教えて
- 汚いから → いつもお手伝いできないし、お掃除させてもらえる?
- モノ多すぎ → いつも使っているモノを使いやすいように、使っていないモノは除けておくね
それなら少し手伝ってもらおうかしら・・となれば、片付けスイッチはONになったも同然!片付けの目的は、きれいにすることの先にある「しあわせ」な暮らしです。
今回は食器棚の上部分を片付けたのですが、「いつも使うものを使いやすいように置き換えてもいいですか?」と初めに承諾をいただいてから取り掛かりました。皿の大きさ毎に分けて、よく使うもの/たまに使うもの/あまり使わないものを義母に聞きながら進めました。
毎日使うものは一番取り出しやすい場所に、あまり使わないものは一番上の棚にしまいます。今回は欠けていた食器と一緒に使わない食器も段ボール箱や紙袋に除けておきました。
除けた食器は後日捨てられたそうな。
結局、無くても困らないんだよね。
日常生活で使う食器は限られています。お気に入りだけを取り出しやすく並べてあげることで、いつものプチストレスが減らせるのではないでしょうか?
親世代は嫁入り道具としてたくさんのモノをもたされて嫁いでいます。たくさんのモノを持つことがステータスのひとつだった時代です。正月用の食器だけでもビックリするくらいの量がありました。勿体ないと言って使っていない素敵な食器もたくさん出てきました。
使うのが当たり前、持っているのが当たり前という固定概念から脱却するだけでも、今の暮らしにマッチしたモノとの付き合い方ができそうですね。
素敵な食器は使わないほうが勿体ないですよ。せっかくのお気に入りなんですから!
風水的な観点も取り入れてみる
いざ「捨てる」となると、「ちょっと待った!」となることも。親世代は今よりもモノが少なく、モノを大切に、勿体ない精神を養われた時代です。当然ですよね。まだ使えるものを捨てるなんてもってのほか。片付けたい子どもと、捨てたくない親の対立の構図です。
いやいや「片付けの目的」は何だったのでしょうか?もう一度振り返ってみてください。お互いに同じゴールを目指して頑張りましょう!
とはいえ、多すぎるモノを手放せずに片付けが進まないことは往々にしてあります。そんな時には「風水的な観点」でモノを見てみませんか。
風水的には、使っていないモノや欠けているモノ、壊れているモノには厄が溜まると言われています。どんなに勿体なくても厄が溜まるモノをわざわざ持っていたいという人は少ないのでは?
ただ、モノを無理に捨てることはしなくても大丈夫。自分で納得して片付けしないとリバウンドしてしまいます。手放す代わりに、使っていないモノ別の場所をに除けておくのはどうでしょう。できれば片付けた日にちを記して。そうすると、今手放せなくても、もういっかと簡単に手放せる時が来ます。
実際、食器の片付けをしていると普段は気付かないような小さな欠けが見つかり、危ないから除けておきますねと。そう言われたら「あらまぁ、気づかなかったわ。捨てといて。」となりました。その時に「欠けているモノには厄が溜まるんですって」と添えたら完璧です。どんどん厄を捨てようと片付けが進みました。
食器棚を片付けていたかと思えば、ほかのモノも「これはもういいわ」と手放すモノを見つけ出した義母。すごい!
途中で「この食器は絵柄がお気に入りなのよ」と寂しそうにすることもありましたが、「また新しいお気に入りを見つけたらいいんですよ」と言うと「そうね!その楽しみがあるわね」と意識も前向きになってくるのが感じられました。
片付けはモノを通して自分の思いや過去を見つめることができます。モノへの執着から卒業し、今の暮らしやすさを手に入れませんか?
少しずつ、出来ることから進める
長年かけて今の状態が出来上がっているわけですから、一気にやろうと思ったら専門の業者さんにお願いするほうがいいですよね。
自力でやるのであれば、一気にやらずに少しずつ進めたほうが挫折せずにできる気がします。もちろん、片付けに関してプロにコンサルしてもらうのも効率的です。
生活していればモノは何も言わずにどんどん増えていきます。家から意識的にモノを出していかないとINが多くなりがちなんですよね。実家に大量にありがちなモノを少しずつでも見直していくことで、必要以上のモノに家の大事なスペースを占領されるのを防げるかもしれません。
- お惣菜のタッパー(もちろん再利用)
- 包装紙(もちろん再利用)
- スーパーなどのビニール袋(大量すぎ)
- 割りばし(再利用も含む)
必要な量を決めてストックしておけば、溢れかえることも 無くて不安になることも減らせそうです。
実家の片付けは「寄り添い」で
今回は「実家の片付け」をテーマに私が感じた大切なポイントを3つ綴りました。
子世代と親世代とでは育った時代が違います。それぞれの価値観を大事にし、寄り添いながら片付けをすることが一番スムーズに進むのではないかと思います。
- 目的を明確にして共通の目標を立てる(お互い寄り添いながら)
- 時には風水的な観点で片付けを考えてみる(第3者の目線)
- 無理せず少しずつ、出来ることから進める(寄り添い、お互い思いやる)
一歩ずつでも立ち止まっても、自分たちのペースで進めたらいいですよね。誰に見せるでもなく、評価されるでもなく、自分たちの暮らしのためです。思いやりがあるからこそ片付けたいと思ったはず。優しさに包まれながら片付ける時間もしあわせに思えてきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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